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養生

漢方茶ワークショップin関内

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GWど真ん中、横浜の関内までやってきました! 知り合いのセラピストさんにお声掛け頂いて品のある素敵なギャラリーで漢方茶ワークショップの講師をしてきました。 一般の方向けなので人が集まるか心配でしたがセラピストさんの幅広い人脈で健康や美への意識の高い方々がたくさん集まって下さり大盛況でした! 健康、養生、東洋医学、漢方などなどお話して実際にご自身の体質や体調に合わせた漢方茶をブレンドしていきます。皆さん興味津々で熱心に聞いて下さいました。 プロセラピストさんにマッサージをしてもらいさらに癒されたのではないでしょうか♫ ご希望の方にはお灸体験もさせて頂き楽しくあっという間に1日が終わりました。 たくさんの素敵な出会いに感謝です!東洋医学を通して自分の身体の声に耳を傾ける時間。 忙しいと言い訳にせず、これからも大切にして下さいね(^^)

風邪の養生

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今年は早々と11月に厚労省からインフルエンザ流行開始の発表があり、11月末に私の姪っ子が通う小学校も学級閉鎖になりました。予防接種、マスク、手洗い・うがいなど予防対策はバッチリですか?? それでも風邪を引いてしまったら・・・ 先日のもものは会でも風邪の漢方薬の学習会をして市販の漢方薬の使い分けを勉強しました。 風邪の漢方といえば葛根湯!すごく有名な処方です。しかし、ただ飲むだけでは十分な効果が出せない事があります。効き目を高める飲み方と養生法をご紹介致します。 まずは飲み方。 〇〇湯という名前の漢方薬は元々煎じ薬なので湯液として服用するのがベストです。出先でお湯がない、まずくて飲めないなどなければ熱いお湯(一部除く)で溶いて飲みましょう。 タイミングも重要です。 葛根湯はうなじ〜背中のこわばりとゾクゾク寒気が始まったらすぐです! いわゆる風邪の引き始めなので何日も前から引いてる風邪には効きません。飲んだら暖かくしてすぐに休みましょう。鼻水、咳、胃腸症状など風邪の諸症状が出てきたらお薬の替え時です。その時に必要な漢方薬は人それぞれですので薬局で相談してみましょう。 葛根湯の出典であり、最古の中国医学書とも言われる『傷寒論』(急性熱性伝染病の治療法をまとめた医学書)の中で養生について書かれています。 禁生冷粘滑肉麪五辛酒酪臭悪等物 (生もの、冷たいもの、粘りのあるもの、油っこいもの、肉類、麺類、辛いもの、乳製品、臭いの強いものなどを食べたり飲んだりしてはいけない。) ということは、何を食べたらいいの? そうです!温かいお粥が一番です! 胃に負担も少ないので体力の消耗も防げるほか、体を温めて漢方の効果も高めてくれます。 体を温めて優しい発汗作用で風邪に効く、薬膳粥の紹介です。 胃腸虚弱の方でも安心な風邪の漢方、香蘇散からの応用で生姜と紫蘇を使ったお粥です。 4人分 お米   1/2合 6〜7倍の水 大葉 3枚 生姜 1/4片(チューブ生姜で代用も可能です。入れ過ぎると辛くなるので好みで調節して下さい。) 塩、コショウ 適宜 ①洗ったお米に水を加え1時間くらい浸す。 ②強火にかけ、煮立ったら弱火にして1時間程炊く。 ③生姜を加えて5分くらい煮る。 ④火を

秋の養生

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秋の養生 台風続きでしたが 夏の蒸し暑さはなくなり 朝晩が涼しくなりすっかり秋らしくなってきました。 東洋医学では秋は肺と肌に関係があり乾燥するこの季節は呼吸器や肌のトラブルに注意しましょう。 秋は夏に暑さや冷たい物の取り過ぎで弱った胃腸の機能を整え、呼吸器や肌を乾燥から守るケアをしていくことで身体を健やかに保ち寒い冬を迎える準備をしていきます。 キーワードは「白」です。 五行の中で肺と関係がある色は白。 肺を補う作用をもつものが多いので、 肺や肌を潤す白い食材を取り入れるようにしましょう。 そしてもう一つは味。「辛」です。 これも肺と関係があり肺の機能を補い気の巡りを良くしてくれるので大切ですが、どちらも取り過ぎは逆効果ですので上手に取り入れていきましょう。 先日の勉強会で作った秋の薬膳チャイのレシピをレンジで簡単に作れるようにアレンジしたものをご紹介します! 秋の豆乳チャイ <材料>   紅茶 ・・・小さじ1        (ティーバッグでも可)  水 ・・・100cc  豆乳 ・・・100cc  杏仁霜 ・・・小さじ1/2  白きくらげ、クコの実、桂皮(シナモンで可)、ハチミツ 適宜お好みで 水に紅茶、桂皮を入れ電子レンジ600Wで1分間煮出します。 茶こしで濾してから他の材料を入れさらに600Wで1分温める。 (レンジによって温まり方が違うので沸騰しないように調節して下さい。) 白きくらげが柔らかくなったらハチミツで好みの甘さにして出来上がりです。 【杏仁】 肺を潤して気のめぐりを良くして咳を鎮めたり痰を除く作用。 ※杏仁霜は製菓売り場に等に置いてありますが、杏仁と甜杏仁の配分が製品によって違います。漢方でも使われる杏仁の比率が高いものの方が香りが高く肺を潤すなどの作用も高いですが、お茶に使う際は量を少なめに調節して下さい。今回は杏仁70%のものを使用してます。 【豆乳】 体力を補い肌を潤し、肺にこもった余分な熱を冷まし痰を消す作用。 【白きくらげ】 肺を潤し胃を養い、口の渇きを止める作用。 白い食材に辛の味を持つシナモンを加えて潤って温まるチャイ、皆さまも是非お試し下さい(*^^*)

夏の養生

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夏の養生 夏バテ は皆さんご存知のように夏の暑さに負けて起こる倦怠感や食欲不振などの不調です。暑さにより不眠等で体力が低下するせいもありますが、多くは冷たいものを摂り過ぎ胃腸が冷えて機能が低下することが最大の原因です。 江戸時代の庶民の為に書かれた「養生訓」という本にも 温かいものを食べ冷たいものを避ける ように、夏は特に注意が必要なことが書かれています。 現代は冷蔵庫やエアコンの普及でこの養生がかなり難しいものになっています。職場の冷房が強すぎて冷えてしまうので電気毛布が必須という患者さんもいらっしゃいます。 東洋医学において 胃腸の機能 と深い関りがあるのが「脾」という臓です。脾は湿を嫌うとされ、また冷えると正常に機能できなくなります。冷たくて水分が多い食事、冷たい麺類、生野菜、冷やした果物、アイスなどまさに夏に多く摂りがちな食事です。 じゃあ何を食べたらいいの?と聞かれますが、体を冷やさないもの、よく噛んで食べるものです。 冷たいものが続いたら日に1度は温かいメニューを入れたり、食事は飲み物で流し込まずよく噛んで食べます。唾液と混ざることで消化が良くなり胃腸の負担が軽減します。 中でも 苦 みのあるものは夏バテに有効です。身体の余分な熱を冷まし、食欲を促進しさせ、湿を捌く作用があります。 例えば苦瓜、菊花、紫蘇、緑茶、麦茶、コーヒーなどです。 カフェインが気になる方はタンポポコーヒーやハブ茶、菊花茶もおすすめです。 9月9日の重陽の節句に菊の花を食べるというのも何か関係があるような・・・。面白いです。 胃腸の水浸しと冷えを防ぐことは、夏だけではなくて秋口からの体調に大きな影響があります。 「養生訓」にも夏に冷たいものを摂り過ぎれば秋には必ず瘧痢を病むと書いてあります。瘧痢とは発熱や下痢の症状を起こす感染症や食中毒のことで、真夏より秋口に増えてくるのは夏の不摂生が原因で胃腸機能の低下や免疫力の低下が関係していると考えられます。 自分で水浸しと冷えを探すには?? 鏡に向かいあっかんべーっとしてみて下さい。舌の側面に歯の跡がついていたり、表面の白い苔が厚くなっていたら水浸し注意報です。 お腹のおへそ周りを触ってみて他の部分より冷たい場所が見つかったら冷え注意報です。 見つかった人は養生とセルフケアをおすすめしま

玄米

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私の好物の一つが届きました。 今期早くも2度目です(笑) 少し割高ですがまるごと食べるので無農薬の玄米を取り寄せてます。 私は昔から玄米は身体に良い!と何故か漠然とした先入観があります。私の 玄米好きはこの先入観のせいなのか、自然食オタクのせいなのか…。 いや、ただ単にプチモチ食感がクセになるというだけだったりしてσ(^_^;) 少し調べるだけでも美肌やデトックスだけでなくガン予防になるとか、逆に食べ続けると短命になるなんて極端なものまで色々な意見があるようです。 きっと程々が一番なのでしょう。 「中庸」という言葉があります。過不足なく調和が取れていること、偏りのないことを意味しています。東洋医学的な養生においてもとても重要なことです。食事も バランスが大事ですね! 胃が弱い方は軽く煎ってお粥にすると良いようです。年末年始の胃腸疲れにはお粥が一番!日頃の養生心がけたいですね(^^)