秋の養生
秋の養生 台風続きでしたが 夏の蒸し暑さはなくなり 朝晩が涼しくなりすっかり秋らしくなってきました。 東洋医学では秋は肺と肌に関係があり乾燥するこの季節は呼吸器や肌のトラブルに注意しましょう。 秋は夏に暑さや冷たい物の取り過ぎで弱った胃腸の機能を整え、呼吸器や肌を乾燥から守るケアをしていくことで身体を健やかに保ち寒い冬を迎える準備をしていきます。 キーワードは「白」です。 五行の中で肺と関係がある色は白。 肺を補う作用をもつものが多いので、 肺や肌を潤す白い食材を取り入れるようにしましょう。 そしてもう一つは味。「辛」です。 これも肺と関係があり肺の機能を補い気の巡りを良くしてくれるので大切ですが、どちらも取り過ぎは逆効果ですので上手に取り入れていきましょう。 先日の勉強会で作った秋の薬膳チャイのレシピをレンジで簡単に作れるようにアレンジしたものをご紹介します! 秋の豆乳チャイ <材料> 紅茶 ・・・小さじ1 (ティーバッグでも可) 水 ・・・100cc 豆乳 ・・・100cc 杏仁霜 ・・・小さじ1/2 白きくらげ、クコの実、桂皮(シナモンで可)、ハチミツ 適宜お好みで 水に紅茶、桂皮を入れ電子レンジ600Wで1分間煮出します。 茶こしで濾してから他の材料を入れさらに600Wで1分温める。 (レンジによって温まり方が違うので沸騰しないように調節して下さい。) 白きくらげが柔らかくなったらハチミツで好みの甘さにして出来上がりです。 【杏仁】 肺を潤して気のめぐりを良くして咳を鎮めたり痰を除く作用。 ※杏仁霜は製菓売り場に等に置いてありますが、杏仁と甜杏仁の配分が製品によって違います。漢方でも使われる杏仁の比率が高いものの方が香りが高く肺を潤すなどの作用も高いですが、お茶に使う際は量を少なめに調節して下さい。今回は杏仁70%のものを使用してます。 【豆乳】 体力を補い肌を潤し、肺にこもった余分な熱を冷まし痰を消す作用。 【白きくらげ】 肺を潤し胃を養い、口の渇きを止める作用。 白い食材に辛の味を持つシナモンを加えて潤って温まるチャイ、皆さまも是非お試し下さい(*^^*)